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私たちの案のメリット、デメリット
デメリット:再度廃園となったときは市の負担が必要
先に示した私たちの案では、公園の取得、公共部分の維持管理にも市のお金は必要ありません。また、商用部分で赤字が出ても、市からの補填は一切必要ありません。
しかし、もしも商用部分の運営がうまくいかず、運営会社が撤退し、他に運営会社が見つからなかったときには、公園を地主に返すために解体・撤去をする必要があります。今回の閉園にかかる解体・撤去費用は22億円とも言われます。市民公園となっていた場合、その費用は市が負担する必要があるのです。
現状のまま、解体・撤去されれば、その費用はチボリ・ジャパン社が負担することになるので、市からの支出の可能性は無くなります。しかし、その場合、倉敷市にもたらされていた経済効果も全て無くなります。
メリット:開園と運営に倉敷市からのお金がいりません
これまでのチボリ公園は、県のお金が投入されていました。また、それに対して納得のいく理由が説明されることもありませんでした。そのため、チボリ公園に反対する人たちもいました。
私たちの案では、市の運営部分と商用部分の経営を完全に分離しているので、例え公園の運営で赤字が出ても、運営会社が負担をすることになり、市からお金は必要ありません。
メリット:運営体制の見直しができる
チボリ公園の経営がうまくいかなかった主原因は、県とチボリ・ジャパン社の位置づけに問題があったからです。その位置づけのために、スタッフがいくら頑張っても、成果が出ない、そして、会社を愛せないようではどんな事業でも成功はしません。
今までのチボリ公園の経営改善はこの位置づけを前提としてされていたので、成果が出にくかったのです。市の公園とすることで、県からの関与もなくなります。また、チボリ・ジャパン社も解散し、新たな運営会社に移行することになるので、組織の白紙からの見直しができるのです。
メリット:市が積極的に関与することができるようになります。
倉敷市にある公園でしたが、その運営は県、チボリ・ジャパンのもので、倉敷市の関与は限定的でした。
市の公園とすることによって、市として観光を積極的にPRすることができるようになります。また、農林水産業を始め、商工業のPRの拠点などに据えるなど、市内の産業発展に役立てることができるようになります。
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