チボリを救おう!

〜チボリ公園を存続させる会〜

 2008年12月31日で閉園になった倉敷チボリ公園。私たちはこの公園を残そうと活動をしています。
 小さな子供が楽しめるアトラクションがたくさんあり、森の中でゆっくりできたりと、他の公園にはない魅力がたくさんあります。このサイトを訪れたあなたの協力がチボリ公園を救う力になります。ご協力をお願いします!

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チボリの名称復活と本家の経営参画

本家との契約更新の実情


 岡山県は、チボリ・インターナショナル社との契約更新断念について、「デンマーク側が、5年間36億円の投資を要求し、それを取り下げなかったため、契約更新をしなかった」としています。

 しかし、実際には岡山県側の契約違反が原因でこの投資の要求がなされています。また、チボリ・インターナショナル社は最終的に36億円という投資の要求は取り下げています。そして、その代わりに、今後も改善が実行がないときは契約を取りやめることができるようにしようとしたのです。

 この条項さえ飲めば契約更新ができていたのですが、岡山県はこの条件を蹴ったため、契約が更新できなかったのです。

 「改善を実行しなければ契約をやめることができる」という条件の契約をしないということは、岡山県には、今後も改善を実施する意思がないということになり、そのような所と契約をするような会社はありえません。


本家の支援を受けられる可能性


 チボリ・インターナショナル社は、倉敷チボリ公園のクオリティーが下がっていくことを誰よりも懸念し、経営改善をするにはどのようにしたらよいか、契約更新をするにはどのようにしたらよいかを真剣に模索してくれていたのです。しかし、いろいろな条件提示や譲歩にも岡山県が応じなかったのです。

 この経過を見る限りでは、チボリ・インターナショナル社は彼らの意見をないがしろにしない限り、支援は惜しまないと見ることができます。チボリ・インターナショナル社にとって、たとえ遠くの国のことであっても、チボリの名のついた公園の失敗は避けたいはずです。

 このため、これまでの経営陣を一新し、経営参画を求めれば、再度チボリ・インターナショナル社との契約によるチボリ名称の使用ができる可能性は大きいのです。


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以下、岡山県議会全員協議会でのチボリ・ジャパン坂口社長の答弁の要約です。
http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/entry-10111796335.htmlより引用

<前置き>

デンマークのチボリ・インターナショナルとの交渉がなぜこんなにこじれ、もめ、契約更改を断念することになったか?


これは決して世の中で言われているように「投資額が大きいから、それができないから」という理由のみでぶつかり合って分かれることになったのではなく、そこに至るには非常にたくさんの理由があった。


<本論>

チボリ事業はデンマーク・チボリとチボリ・ジャパンの間になされた契約に基づいて公園がつくられ、運営がされている。

知事が2006年3月の末に、倉敷チボリ公園を県民・市民公園にして、指定管理者制度を導入して、チボリ・ジャパンをその指定管理者に指定するという枠組みを発表したが、坂口社長は、それをデンマーク・チボリとチボリ・ジャパンの間の契約の枠組みの中に組み込むのは無理があると感じた。


チボリの県民・市民公園化、指定管理者制度の導入は、6月に条例化される予定だったが、先に条例化してしまうと将来いろいろな問題が起こるのではないか懸念を示し、7月に始めるデンマーク側との(契約更改のための)1回めの交渉の後である9月に先送りしてもらった。


7月の交渉の冒頭で坂口氏は、次の10年もデンマークのチボリと提携関係を続けながら何とか活性化していきたいというジャパン側の考え方を示した。

続いてデンマーク側がパワーポイントを使いながら考え方を示して来たが、一番最初に大きく出してきたのは、「ブリーチ・オブ・アグリーメント(契約違反)」ということだった。


何点か挙げられていた理由の中の一つに、県民公園化は(その時点では契約違反ではないが)枠組みの変更ではないかという懸念があった。


それを受けとめて持ち帰った後、9月に日本で本格的な交渉に入り、その結果、
「年2回ワークショップをやって、その中でチボリ・ジャパンが生み出すキャッシュフォローの範囲でやれることをやって行こう」
「フォローを続けて3年ぐらいやることによって公園を元気にしていこう」ということで、いろいろな問題は残っていたものの、大筋ではそれで合意をした。

ただ唯一、指定管理者制度については、デンマーク側がいくら話を聞いてもわからないと言って、持ち帰ることになった。


帰国したデンマーク側からたくさん質問が来て、ファックス等で説明したがわからないということで、11月に企画振興部長にも行ってもらい、デンマークで交渉し、説明もした。


デンマーク側としては、
「指定管理者制度になると、入園料も入園時間も県が決めることになり、チボリ・ジャパンの支配力が極端に落ちること」
「指定管理者制度は3年ごとに見直しになるため、3年たった後も引き続きチボリ・ジャパン社がそのまま公園を管理できる担保はどこにあるのか?」
といったことに非常にしこりを感じていた。(原文では「非常にしこった」)


そこで、坂口氏は、倉敷チボリ公園は県のものを無償で貸してもらってやっている事業で、県が支援しないと言ったらやっていけないことなどいろいろ話をし、指定管理者制度を認めてくれるよう説得。


デンマーク側は話のわかる人たちなので(「彼らもよくわかる人間ですから」=坂口社長の言葉そのまま)、基本的に指定管理者制度を承認した。

基本的に指定管理者制度を承認するが、それは最後にして、ほかのことをもう一度をさせてくれと言って来た。


ほかのことというのは・・・
県民公園にするのはいいが、チボリの名前のまま県民公園にして何もしなかったら、それまでもかなり落ちてきていたチボリというブランド、品質が、デンマークのチボリとして容認できない姿になってしまう。


チボリという姿、チボリの名前を使い続けるのであれば、品質を上げてもらわないといけない。
そして、品質を担保するものとして投資が要ると主張し、日本に来て調査して、5年間で36億円という数字を出した。



それに対し、坂口社長は、チボリ・ジャパンはもうキャッシュフローをどんどん生まないような事業になっているからとても受けられないし、倉敷の町の真ん中にあって、大きなジェットコースターを入れることは絶対できないと押し返した。

その一方で、2007年2月末の交渉の際、2006年9月に合意したワークショップの枠組みを引っ張り出して、話し直した。


デンマーク側は、キャッシュフローの範囲内でやるということについては理解するが、もし1年間、2回続けていろいろ検討しても何も実行されないなら、契約を終えることができるという条項を加えて来た。


過去に、(日本側が)いろいろやるやると言いながらなかなかやらなかったことがあったため、デンマーク側は、契約ができても実行されなかったら意味がないということで、2回続けて実行がないときはやめることができる条項を入れようとした。
=それは日本側もやめることができるし、デンマーク側もできるというもの。


それを持ち帰って県とも検討したが、期間のない契約みたいなもので、受けるわけにはいかないということで、交渉はここまでということになり、公開交渉はそこで断念した。


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以上です。

デンマークとの契約更新を断念するハメになった経緯を簡単にまとめると、

これまで岡山県側に度重なる契約違反があった。


5年で36億円という投資を要求されることになったのは、指定管理者制度というデンマーク側にとっては受け入れ難い制度をゴリ押ししたためと、これまでの契約違反や公園を劣化させたツケ。


最終的に36億円は取り下げてもらっていたが、岡山側が、双方で話し合って決める約束を破る気満々だった。(「2回続けて約束したことを破るつもりだった」あるいは「ワークショップを2回やっていろいろ決めてもそのうち何一つ実行しないつもりだった」)

ということです。



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